においの障害

耳鼻咽喉科で診る主な病気や症状

においの障害

嗅覚(におい)について

においは鼻の中のすべての場所で感知しているわけではなく、脳に近い鼻の上の方(嗅粘膜)でのみ感知しています。
また、においがわからなくなると、味の感覚も鈍ってしまいます。

原因

原因不明の場合も多くありますが、副鼻腔炎(ちくのう症)、アレルギー性鼻炎、鼻茸(鼻の中にできるポリープ)、かぜ、インフルエンザが主な原因となります。

検査

内視鏡検査:
鼻の中を内視鏡カメラで詳細に観察します。
画像検査:
レントゲン検査や、場合によってはCT検査を行います。
アリナミン検査:
においが全くしない場合にアリナミン液を注射して、ご自身の息からその成分のにおいを感じ取る検査です。
その結果からにおいの回復の見込みを推測します。

当院での治療

においの障害の原因となっている病気の治療を行います。

  • ステロイド点鼻治療  粘膜の炎症や腫れを抑える効果の大きいステロイド(リンデロン液)を点鼻します。
  • ビタミン剤や神経代謝活性剤を内服します。

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